時流に合わせて新しいものへ挑戦

IMG_2701 サンコー鞄(桑山修社長、本社長久手市前熊寺田)は明治26年(1893年)に創業し124年の歴史を誇るかばんメーカーである。昭和25年(1950年)に「二方丸」という、今日のスーツケースメーカーとしてのサンコー鞄の原点となるケースを発売。昭和46年(1971年)には、現在のスーツケースの原型とも言える4輪キャスター付きスーツケースを発売。平成9年には4輪キャスター付き大型スーツケースにキャリーバーを搭載、世界特許の360+180度ストッパー付きキャスターの開発など業界で最先端の商品を開発し続けてきた。

 また2004年には、今では標準装備となった「TSAロックシステム」について米国トラベルセントリー社と契約を結び、2005年には日本初の「TSAロックシステム」搭載スーツケースを発売した。
 最近でも、傷がついても自然に傷が直っていく「自己修復塗料」を使ったプレミアムコートや軽くて丈夫だが、加工が難しいマグネシウム合金をフレームに使ったシリーズを販売、充実を図るなど新しい取り組みに臨んでいる。
 スーツケースは軽量化が進む中で、サンコー鞄では「スーパーライトシリーズ」を展開して、10年で2キロの軽量化を実現するなど実績を上げてきている。軽量化もある程度、限界に近づき、今は軽量化に加えた機能性が求められている。
 2015年から国内自社生産のスーツケース『四季颯』(しきそう)の販売を始めた。サンコー鞄としては久々の国内自社生産モデルということもあってか、注目を集めている。
72052667_zx1 『四季颯』は「レボライト」と「ポリカーボネート」の2つのシリーズを揃えている。部材等日本メーカー製のものにこだわり「レボライト」シリーズのボディに使われているレボライトは、三菱樹脂グループのダイヤテックス社が開発したもの。ポリプロピレン(PP)繊維を何枚も重ね熱プレスで1枚に固められたシート。かばん業界ではサンコー鞄が初めて採用した。また日本のメーカー製の50ミリ双輪キャスターやクッションスペーサーを使用して、移動中のストレスを低減。機能面で充実を図っている。
 「ポリカーボネート」シリーズのボディにはドイツ製のBayer社のポリカーボネート(PC)「Makrolon」を使用。キャスターは日本メーカー製50ミリキャスター、高機能内装を装備するなど使いやすく高いクオリティを実現した。
 『四季颯』は機能面だけではなく、日本の四季の豊かな自然風景を表現する色彩も特徴である。「レボライト」シリーズでは、春は「深緑」、夏は「瑠璃色」、秋は「紅葉色」、冬は「薄墨色」。また「ポリカーボネート」シリーズでは、春は「若草色」、夏は「天色」、秋は「緋色」、冬は「雪色」とそれぞれ4色揃えている。

▽問い合わせ先=サンコー鞄0561・62・1101