学校別注と一本手は半々

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武藤省吾社長

 武藤鞄製作所(武藤省吾社長、本社名古屋市中村区)は、全国でも数少ない学生かばんメーカーとして中学、高校生に向けたかばんを作り続けている。
 最近の傾向について武藤社長は「一本手の学生かばんがメインだったが、徐々に別注の学生かばんに変わってきている。昨年にはほど半々くらいになり、今年は別注ものが多くなると思う」
IMG_2718 一本手の学生かばんは定番で長く続くものが多い。ある学校では20年ぶりにモデルチェンジする話が出てきている。最近はマチ幅を広くして容量を大きくするという注文が増えている。
「長く定番で続くのは、生産効率は上がるが、同じ商品の価格を上げるのは難しい。原材料高や物流費、消費税アップなどの中で、値上げをするなどしていかないと、流通の問屋や小売が維持できなくなる。そうするとメーカーが販売もしなくてはいけないので負担が増える」。
 通学かばんの自由化も進んでいるが、地域性もあり、九州地区は一本手の学生かばんを維持しているところが多い。また商業高校、工業高校も一本手の学生かばんが多く、公立の進学校は自由化のところが目立つという。
 「メーカーとしてかばんを作るだけでなく、問屋や小売がなくなり、製造するところも減っていく中で、通学かばんが今後どのように変わっていくのか、全体のことも考えなければいけない。」

▽武藤鞄製作所☎052・412・7108