新しい商品開発、販路開拓を

IMG_2303 国内唯一の組合主催のハンドバッグメーカー総合見本市である「西日本ハンドバッグ大展示会」が4月6~7日の2日間、マイドームおおさか2階展示場で開催された。以前は大阪、京都で総合見本市がそれぞれ行われていたが、全国各地のメーカーが参加できる合同見本市となって今回13回目となった。会場には大阪、京都、奈良、神戸のハンドバッグメーカー25社が出展し、2017年秋冬の新作バッグやサイフなど出品した。

次回は東京で9月26~27日、台東館で開催

 主催者によると来場数は、初日は128社216人、2日目は99社141人合計227社357人となった。会場では出展各メーカーからそれぞれ個性的な商品が提案された。京都のメーカーは友禅染めを取り入れているところがあるなど、地域性も見られた。売り先もバッグ問屋や小売だけでなく、アパレル、雑貨やカタログ、テレビ、ネットの通販業者など変化してきている。
IMG_2304 各社のブースでは個性的な商品が並ぶ。各ブースでの声の一部を紹介する。
 「特殊な薬品を使って加工し革に花柄の凹凸の型を作り、そこに友禅染めで色をつけていく。立体的な模様で非常に個性的。主に百貨店の催事で販売しているが、リピーターもついて徐々に広がってきている」
 「口金を使ったバッグだけを生産している。日本で生産しているところは少ないと思う。全てOEMで、アパレルなどバッグ関連以外の売り先が増えている」
 「友禅染めの素材を使ったバッグを生産している。アトリエや直営ショップを持っていて、消費者の声を直接聞いて商品作りに活かしている」
 「ゴブラン織りの素材を使っている数少ないバッグメーカー」
 「サイフがメインで海外生産が多いが、今回、国産の新しいシリーズを発表。小ロットで対応できる」
 「サイフ、キーケース、パスケースなど小物を扱っている。色展開を豊富にしており、多いものでは13色用意しているものもある」
 「軽さと使いやすさ、カラーバリエーションが今のトレンド。ニーズにあったものを作れば売れる」

IMG_2310 来場したバッグ問屋の仕入れ担当者は「今回、取り引きのなかったサイフのメーカーと話し、取り引きを進めようと考えている。こうして新しいメーカーと出会える場は必要」「展示会で取引先メーカーと注文の進み具合や現状について、来シーズンの企画について意見交換できる。出展していないところへは一軒ずつ回らないといけないので、一カ所で話しができるのはありがたい」といった声が聞かれた。
 主催者ではこれまで、来場者を増やそうと従来のかばん、袋物関連の問屋だけでなく、繊維問屋が集まる船場地区を中心としたアパレルや雑貨関係の企業に招待状を送ったり、地元のファッション業界の団体に来場を呼びかけたりしてきた。

 今後の展示会について見本市を企画、運営する大阪ハンドバッグ協同組合の福岡精一理事長は「今まで大阪で開催しかばん・袋物関連の問屋やアパレル業者らにもアプローチしてきたが、ファッション業界などのバイヤーは東京に集中していて、以前から東京開催を望む声は組合員から出ていた。検討の結果、次回は9月26㈫~27㈬日、東京都立産業貿易センター台東館で開催することが決まった。組合員にとって、業界にとって活性化のきっかけにしていければと期待している」と話した。

 なお主催は日本ハンドバッグ工業連合会=大阪ハンドバッグ協同組合、名古屋ハンドバッグ協同組合、東日本ハンドバッグ工業組合。
 後援は近畿経済産業局、大阪府、大阪市、大阪商工会議所、大阪府中小企業団体中央会、公益法人大阪産業振興機構、一般社団法人日本ハンドバッグ協会、一般社団法人日本皮革産業連合会、協同組合関西ファッション連合、関西ビニール卸協同組合。

▽大阪ハンドバッグ協同組合☎06・6771・0231