大阪から発信
高い技術力が好評価

 大阪には皮革関連の企業が集まっており、日本有数の革靴の産地となっている。大阪の靴メーカーはアッパーにラムなどのソフトな革を使った履き心地良い高級靴を手がけるところが多く、百貨店、専門店に向け商品を供給し続けている。また得意先の要望に沿ってこまめな対応をしたり、新しい製法に取り組んだり、あるいは新たな販路開拓のために東京での見本市に参加したり、各社、新たな取り組みも行っている。

カムサ
 カムサは履きやすくデザイン性に優れたカジュアルシューズを得意としている。最近は得意先が広がっており、従来の革靴問屋の他に小売業者、通販業者、またアパレルなどの異業種とも取り組んでいる。
 製品のデザイン、企画はほとんどカムサから提案してOEMで受けている。幅広い得意先に提案できる柔軟で多彩な企画力が特徴になっている。
 見本市では得意先との企画の確認や来場者からの意見を集めるのが主な目的である。「メーカーとして発信できる場の一つなので、有効に使いたい」(木下真吉会長)。
▽カムサ☎06・6661・9559     

関西製靴
 関西製靴は今回、急遽、新しいPBを開発し出展することになった。元々、パンプスを主力にしているが、新しいPBでは若い層から年配層にも幅広く応できるシンプルなデザインと、ボロネーゼ製法による足を包み込む履き心地の良さ、返りの良さを実現した。
 関西製靴は量産に対応する生産力の高さが評価されているが、最近、若手の人材を育て独自の企画力の強化にも積極的に取り組んでいる。今回の見本市はそうして生まれたPBを披露する目的で出展した。
 「これからは若い世代が引っ張っていく時代。様々な機会を通じて新しい提案をしていくので期待して欲しい」(片岡誠社長)。
▽関西製靴☎06・6659・3181

矢口製靴
 矢口製靴はソフトな革を使い、軽量で返りの良い靴を中心にしている。履きやすさのポイントは、足に優しく馴染みやすいラム革を中心としたソフトな革使いと、ソフト革を使いこなす技術力にある。
 10年ほど前からはプラット製法に取り組み、靴メーカーとしての魅力を増した。プラット製法は中底がなく、代わりにクッション材を入れ、軽くて返りを良くすることで足あたりも良くなり、歩きも軽やかになる。
 しかし生産工程が複雑で、対応できるメーカーは多くない。矢口製靴ではミセス向けの高級婦人靴が多く、特に履き心地が重視されるため、素材、製法などよいものを積極的に取り入れている。
 「見本市には新しい客と既存の得意先からいろいろな意見を聞けるのが役に立つ」(矢口誠司社長)。
▽矢口製靴☎06・6633・8489

インターナショナルシューズ
 エレガントなラインを出すことを心掛けているが、履きやすさ、歩きやすさも重要である。提案する靴は女性がきれいに見えるようにすることが大切と考えている。見本市は商談の場であり、客から意見を聞く場でもある。
▽インターナショナルシューズ☎06・6641・2714

サニーサイドシューズ
 お洒落で履きやすいキャリア、ミセス向けのパンプス、カジュアルを展開している。今回はチェック柄がトレンドとして注目されており、チェック柄プロントをアッパーやリボンに使用したものを提案。
 見本市は組合として継続して行って来ており得意先にも浸透している。出展各社が提案力に磨きをかけ、魅力あるイベントにしていきたい。
▽サニーサイドシューズ☎06・6653・3981

アンデックス
 前回に次いで見本市に参加した。ここでは多くの客の声を聞く場として考えている。今回は柔らかい感じのイメージでラビットの毛を使った飾り、起毛素材のものを提案した。
▽アンデックス☎06・6657・2356

MBM杉本製靴
 好評なのは履きやすく動きやすいスポーティなウォーキングタイプで、定番的に得意先に提供している。見本市では新しい出会いがあることもあるので期待している。
▽MBM杉本製靴☎06・6641・1803

モデナ
 履きやすい靴を主力に。得意先の要望にきめ細かく対応していく。基本的にカジュアルなものが多い。見本市では客の意見を聞くいい機会なので、積極的に情報交換したい。
▽モデナ☎06・6690・7047

マリアンナシューズ
 素材感を活かしたソフトな履き心地のものを特徴にしている。見本市では新しい出会いに期待。要望があればいろいろ聞きたいと思っている。
▽マリアンナシューズ☎06・6631・6866